柳澤健は前田日明を引っ張りだせるのか ナンバー 「1984年のUWF」
柳澤健。この人物はすごいです。
ライター、編集者です。
わたしのような、チーズが好きでプロレスが好きで、人間が好きで、アイフォンにして失敗したかな、って思っている人間は、だいたいこの書き手のヨミモノが好物です。大好物です。
アントニオ猪木の、クラッシュギャルズの、ジャイアント馬場のことを書いた書籍を発表している人です。
数年前に、夏のオリンピック競技で、レスリングが除外候補に挙がった際、綿密な取材と研究とお勉強で、「IOCには、レスリングを除外する勇気はないのでレスリングは残る」と言った人です。(晋遊舎 「Dropkick」 Vol.9 参照)
あ、今回のブログ記事のタイトルに関して書かなきゃいけませんね。
この柳澤健氏は、文藝春秋のスポーツグラフィック Number という隔週発売のスポーツ雑誌で「1984年のUWF」という題名の読み物を連載しています。
わたしはこの連載が始まったとき「ついにきた!」って思いました。
最近の連載は、1984年をとっくに過ぎたりしているのですが、そんなことはどうでもよくて
直近の号(これ↓)では
Number11/25臨時増刊号 日本代表、新たなる希望~W杯アジア最終予選前半戦総括 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
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前田日明の現役時代のファイトや思考を、これでもかというくらいに、コキおろしています。
もっとも、柳澤氏においては、コキおろしたり、たたいたりしてるつもりは全然なくって、ただの事実を書いているだけだよ、ってな感じでしょう。
わたしは、チーズが好きですけれど、プロレスとか、スポーツが大好きで、毎日スポーツのことを考えていますが
とくにUWFのことは、チーズの次くらいにすごく考えます。
これまでUWF関連の書籍、雑誌、テレビ、ビデオ、CD、グッズ、Tシャツ、パンフレット、トークショー、トークバトル、違法動画、たくさん読んだり見たり泣いたりしてきましたが
この「1984年のUWF」は、いっちばん深いと思います。「深い」はちょっと違うかしらね。考察記事として、超オモシロイです。何がって、著者が、UWFや前田日明について、断言調で書いてるからです。
「思う」とか「であろう」とかほとんど用いずに、きっぱり言い切り型で。だから深いと思ってしまうのかな。
おそらく、この連載は、もうすぐ終わって、数か月後か1年後に単行本に書籍化されて、さらに文庫本化もされるでしょう。そして、全部わたしはそれらを買うでしょうね。
でね。
前田日明のことを書いていますけどね。前田本人に取材したのか、と。
過去の文献や、周囲の取材はしているのは明白ですが、柳澤さんが取材したような感じの前田さんのナマの声が一切出てこないのです。
これは想像ですが、柳澤さんは、前田さんに取材を申し込んでいると思いますが、前田が断っているのではないかと。
そんなときは、取材申請書とか、菓子折りとかじゃなくて、チーズを持参すればいいのに、ってわたしは思っちゃうのです。
(でも想像するに、柳澤氏は、取材対象者に、菓子折り系をわたすようなライターじゃないと思いますけれど)
もうね。ここまで書いてるのだから(前田の対戦相手の証言とか)
あとは、前田日明のナマの声だけでしょう。
前田は逃げているのか、柳澤氏は取材を申し込んでいるのか、Number編集部の編集担当者が接触をはかっているのか、電通みたいなエージェントがいるのか、わたしにはさっぱりわからないですけれど
前田日明の今のナマの声があるかないかで、この連載の「重み」が変わってくるでしょうね。
1グラムなのか、1000万トンぐらいなのか、それくらいの違いはありますよね。前田証言があるか、ないか、で。
前田さん。パチンコのテレビ番組に出るのもいいけど、あなた、ファンにすごく影響を与えた人に違いないんだから、登場してごらんなさいな。
今さら「真実」を聞かされても、わたしは驚きませんから。まあ、あまりにもショッキングで、死ぬかもしれませんけどね。
で、柳澤健さん。どんな手をつかってでも、前田さんをひっぱりだして、ナマ取材して原稿にしてください。
Number誌での連載では間に合わなかったら、書籍化のときでもいいので。
前田さんは、「迷惑がかかる人がいるねん」とか言って、取材受けないのかしら?
本人は過去にいろんな人に迷惑かけまくっていますけどね。
こう見えて、わたし、知ってるんですからね!
柳澤健って、やなぎさわ・たけし です。
前田日明って、まえだ・あきら です。
このブログでは「健」は「ケン」てタイプして出してますし
「日明」は「ヒ アキラ」って出してます。あ、どうでもいいこと、また書いちゃった。
最後に、ちょっとだけ、驚きのこと書いちゃおうかな。
*わたし、実は、かなりトシくってるんですね。はてな村民の人々の平均年齢上回っています。(チーズ予想)
わたし、柳澤さんのお名刺持ってます。前田さんのお名刺も持っています。
あ、少しうそで、前田さんのはまだ持っているけれど、柳澤さんのはなくしちゃった可能性が高いです。
ジャムボ鶴犬